ほくろ(母斑細胞母斑)|市川駅前いぶち皮膚科|皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科

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ほくろ(母斑細胞母斑)

ほくろ(母斑細胞母斑)|市川駅前いぶち皮膚科|皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科

ほくろ(母斑細胞母斑)とは

母斑細胞母斑(ほくろ)とは、母斑細胞(未分化なメラノサイト系細胞)の増殖による良性腫瘍です。生まれたときからある先天性のものと、思春期以降や成人してからできる後天性のものがあります。また、加齢とともに大きくなったり、盛り上がってきたりすることもあります。通常は良性ですが、まれに悪性黒色腫へ移行する場合があります。気になるほくろがあれば、お気軽にご相談ください。

ほくろ(母斑細胞母斑)の分類・症状

母斑細胞の皮膚内での位置により、下記の3つに分類されます。

  • 境界母斑:母斑細胞が表皮と真皮の境界部に存在するタイプ
  • 複合母斑:母斑細胞が表皮と真皮の境界部~真皮内にまたがって存在するタイプ
  • 真皮内母斑:母斑細胞が真皮内に存在するタイプ

色は薄茶色から黒色まで幅広く、形は円形〜楕円形が多いです。表面は平坦なものからドーム状に隆起するものまであり、毛が生えることもあります。

 

ほくろ(母斑細胞母斑)の診断

ほくろ(母斑細胞母斑)の診断は、主に問診視診触診ダーモスコピー検査によって行います。発症時期や色、形、大きさの変化などを詳しく伺い、肉眼で観察しつつ、ほくろを触って評価することもあります。ほくろ(母斑細胞母斑)と症状が似ている他の疾患との鑑別は重要で、この鑑別にはダーモスコピー検査が有用です。ダーモスコープという拡大鏡で病変部を観察することで、肉眼では見えなかったほくろの特徴的な所見を捉えることができます。

ほくろ(母斑細胞母斑)の治療

ほくろ(母斑細胞母斑)の治療には、炭酸ガスレーザーによる方法と、外科的切除による方法があります。

  • 炭酸ガスレーザー:炭酸ガスレーザーは、レーザーの熱エネルギーで病変を蒸散させる治療法です。局所麻酔を使用し、出血が少なく短時間で処置が可能です。傷跡は時間とともに肌に馴染んでいき、外科的切除と比べて目立ちにくいことが多いです。深いほくろは再発のリスクがあるため、小さなほくろや平坦〜軽度隆起するほくろが適しています。詳細は炭酸ガスレーザーをご覧ください。
  • 外科的切除:局所麻酔を用いて、円形のパンチで切除したり、メスで紡錘形に切除したりする方法です。切除した組織を病理検査に提出できるため、悪性が疑われる場合や比較的大きなほくろ、中等度~高度隆起するほくろに適しています。炭酸ガスレーザーと比べて再発リスクが低い治療法です。傷跡が残りますが、時間とともに肌に馴染んでいくことが多いです。

 部位や大きさに応じて最適な治療方法をご提案します。

 

ほくろ(母斑細胞母斑)と症状が似ている他の疾患

主に治療方針が異なるものを中心に記載しました。

老人性いぼ(脂漏性角化症)

加齢に伴って生じる表皮の良性腫瘍です。軽度盛り上がる、薄い茶色や濃い茶色を呈する病変なので、一見するとほくろ(母斑細胞母斑)と似ていますが、表面がざらざらしているのが特徴です。治療は炭酸ガスレーザーできれいに取れることが多くおすすめです。また、老人性いぼ(脂漏性角化症)の治療では、液体窒素も有効です。ただし、顔や首などでは色素沈着のリスクもあるため注意が必要です。なお、脂漏性角化症にはダーモスコピー検査で特徴的な所見があり、診断する上で有用です。詳細はいぼ炭酸ガスレーザー液体窒素をご覧ください。

青色母斑

真皮でメラノサイトが増殖した良性腫瘍です。軽度盛り上がる、青みがかった黒色の病変として現れます。一見するとほくろ(母斑細胞母斑)と似ていますが、ほくろと異なり病変が真皮の深層に存在するため、炭酸ガスレーザーで治療を行うと深い瘢痕が残るリスクが高く、適した治療法は切除術となります。このように治療方針の決定には正確な診断が重要であり、ダーモスコピー検査が有用です。

皮膚線維腫

真皮で線維芽細胞が増殖した良性腫瘍です。軽度盛り上がる、薄い茶色~濃い茶色を呈する病変なので、一見するとほくろ(母斑細胞母斑)と似ていますが、ほくろと異なり病変が真皮の深層に存在するため、炭酸ガスレーザーで治療を行うと深い瘢痕が残るリスクが高く、適した治療法は切除術となります。また、皮膚線維腫にはダーモスコピー検査で特徴的な所見があり、診断する上で有用です。

悪性黒色腫

メラノサイトの悪性腫瘍で、皮膚がんの中でも転移しやすく特に注意が必要な疾患です。色が不均一で多彩なものや、形が不規則なもの、一部だけ盛り上がっているものなどは悪性黒色腫を疑います。ダーモスコピー検査が診断に有用ですが、確定診断には皮膚生検による病理検査が必要です。治療は病期に応じて外科的切除や抗癌剤などがあり、炭酸ガスレーザーや液体窒素は適応となりません。疑わしい場合には高度医療機関へご紹介いたします。

基底細胞癌

表皮最下層にある基底細胞に類似する細胞の悪性腫瘍です。転移はまれで比較的経過が緩やかな皮膚がんです。ダーモスコピー検査で特徴的な所見が確認でき、ほくろ(母斑細胞母斑)との鑑別に有用です。確定診断には皮膚生検による病理検査が必要で、治療は外科的切除が原則です。炭酸ガスレーザーや液体窒素は適応とならず、疑わしい場合には高度医療機関へご紹介いたします。

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